10月, 2014

【参加レポート】オープンデータ・サミット

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 2014年9月27日、慶應義塾大学三田キャンパスにて「オープンデータ・サミット」が開催されました。本イベントの様子を実行委員の和田 康宏さんに寄稿していただきました。

 

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 爽やかな秋晴れの中、慶応大学三田キャンパス南校舎ホールに於いて「オープンデータサミット」と銘打ち、LODチャレンジ2014キックオフイベントを開催致しました。
会場には100名を越える方々にお越しいただきました。

 

 

 イベントは「第一部:LODチャレンジキックオフ宣言」「第二部:オープンデータサミット」の二部構成で行いました。

 
●第一部:LODチャレンジキックオフ宣言

 開催に先立ち実行委員長 荻野より挨拶の後、LODチャレンジ実行委員会事務局の乙守よりLODチャレンジ2014の開催について説明させていただきました。

 

 

 引き続きLODチャレンジ2013でそれぞれアイディア部門の最優秀、優秀賞を受賞された2作品について、受賞された2チームを代表して一般社団法人オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパンの木田様とライフサイエンス統合データベースセンターの山本様より講演いただきました。

 
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木田 和海(一般社団法人オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン)
「足で稼ぐデータ ~『通勤情報解決プロジェクト』を例にしたOpenStreetMap 活用のポテンシャル~」

 
山本 泰智(ライフサイエンス統合データベースセンター)
「メイド・イン「地元」~「地域愛」と「オープンデータ」を活用した地域活性化~」

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(発表順、敬称略)

     

 LODチャレンジ実行委員会では国内の各地で「アイディアソン」「データソン」「ハッカソン」などを開催、または共催し、様々な「Link = つながる」を広める取り組みを行っています。この「つながる」運動はデータとアプリだけに止まらず「イベント」と「イベント」、人と人の繋がりを大事にしてきました。今回発表いただいた2チームはこの「つながる」で成果をあげられ、その素晴らしさと可能性を私たちに教えてくれました。

受賞作品については下記のページで紹介しています。

メイド・イン「地元」~「地域愛」と「オープンデータ」を活用した地域活性化~

通勤情報を可視化することによる通勤問題解決

 

 次にプラチナスポンサーである日本マイクロソフト株式会社の大田様、株式会社朝日新聞社の崎川様より講演していただきました。

 
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大田 昌幸(日本マイクロソフト株式会社)
「マイクロソフトと実現する “オープンデーターを活用した未来” 」

 
崎川 真澄(株式会社朝日新聞社)
「データジャーナリズムハッカソンを中心とした朝日新聞“未来メディアプロジェクト”の取り組み」

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(発表順、敬称略)
 
 
●第二部:オープンデータサミット

 第2部では7名の有識者の方々に講演を行っていただいた後でパネルディスカッションを行っていただきました。

以下、登壇いただいた有識者の方々のお名前と講演タイトル、スライドです。
 
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庄司 昌彦(Open Knowledge Foundation Japan)
「Open Minds to Open Action」

 
村上 文洋(株式会社三菱総合研究所/オープンデータ流通推進コンソーシアム)
「オープンデータ流通推進コンソーシアムの活動紹介とこれからのオープンデータについて」
「オープンデータの狙い」


 
小俣 博司(Code for Japan/オープン川崎)
「Code for Japanの活動紹介と地域コミュニティ」

 
関本 義秀(東京大学生産技術研究所/アーバンデータチャレンジ東京)
「アーバンデータチャレンジ2014とサステナブルの情報流通への取組について」

 
竹内 聡 (福岡市役所/ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会)
「福岡市におけるオープンデータの活用推進に向けた取組み」

 
豊田 哲郎(独立行政法人理化学研究所/LODチャレンジ実行委員会)
「オープンデータと成果の官民統合データベース」

 
高梨 益樹(富士通株式会社/LODチャレンジ実行委員会)
「データ活用ビジネスから見たオープンデータ」

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(発表順、敬称略)
 

 ディスカッションでは「オープンデータを活用して目指す社会とそのために実現したいこと」をテーマに議論していただきました。会場の方々からtweetを通していただいたご意見や質問をディスカッションに反映する、という形をとり活発なやりとりが行われました。

 

 
オープンデータの推進により経済的な効果、官民が協働して公共サービスを提供する社会の実現などが見込まれる、との見通しについては

・オープンデータを活用して目指す社会を現時点で1つの方向に決めるのはまだ早い。
・まだ取組が乱立する混沌で良い。成果の事例ではなくオープンデータを公開、活用、評価のプロセスを重視すべき。

などの意見が寄せられました。
 
また、上記にある「プロセス(トライアル)」を推進してゆくには何が必要か?という質問に対しては

・ ハッカソン作りっぱなし問題や役立つアプリケーション作りに繋げるためにハッカソンの先に普及・ビジネス化を目指した「マーケソン」というイベントが効果を発揮するのでは?
・活用組織が多々ある中でコミュニティに参加しなければオープンデータを活用できないという状況は防ぐ必要がある。そのために、活用しやすいデータ基盤を整えることで、 まずは1人でも始められて、データを媒介して随時仲間が増えて、緩やかに繋がって行ける社会を目指したい。

などの意見が寄せられ、これからも多くの組織、参加者を巻き込んでオープンデータの活用方針や課題を共有する場を設けていくことで意見が一致しました。
 
私自身、今回のイベントでは会場の枠を越えてtweetを介し「オープンデータ」に関する議論を共有出来たことが一番の成果だったと感じます。
当日のtwitterでのつぶやきをまとめたTogetterでも当日の議論の流れ、盛り上がりが確認できます。
 
LODチャレンジ2014がスタートしました。2015年1月18日の締切りまでの間には数ヶ所でLODチャレンジデーも開催いたします。あなたも是非、「つながる」運動にご参加ください!

LODチャレンジ実行委員
和田 康宏

Written by lod-committee

10月 15th, 2014 at 1:25 am

【参加レポート】名駅地下街バリアフリーマッピングパーティー

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 2014年8月24日に名古屋駅にて「名駅地下街 バリアフリーマッピングパーティー」が開催されました。このイベントにご参加いただいた名古屋大学の一円真治さんに参加レポートを寄稿していただきました。

 

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 2014年8月24日(日)に名古屋駅地下街バリアフリーマッピングパーティーを名古屋駅近くのプライムセントラルタワー13階の会議室で開催しました。私は運営者兼参加者という立場で参加してきました。

 今回のイベントの目的は実際に駅の地下街を歩いて、バリアフリー情報(段差・スロープ・手すりの有無など)やその場所の写真を集め、地図上にマッピングすることで駅地下街バリアフリー地図を作成することです。加えて、9~10月に開催を予定している外出困難者支援アプリのための開発イベントにむけて、「車椅子の方は、どんなことに不満・不安を感じているのか?」、「どんなサービスが必要だろうか?」といった課題を見つけることも目的となっています。

 このイベントは東海地方のNPOにも協力をいただいていて、車椅子を生活で使っておられる方々も多く参加されていました。 本イベントの主催者である名古屋工業大学の白松先生による趣旨説明の後、地下街エリアごとにチームを決め、さて出発です!各チームは車椅子の方2~3人を含んだ6人ほどで5チームができました。会場には、高齢者体験グッズや車椅子が用意してあり、実際に体験しながら、街歩きができます。私は、せっかくなので車椅子に乗って街歩きにでかけることにしました。

 

                     

 

 私のチームでは地下街のミヤコ地下街・新名フードという会場から一番遠いエリアに向かいました。会場のビルは駅まで地下通路でつながっておらず、外にでて、400mほど離れたエレベータに行かなければなりませんでした。つまり、名古屋駅地上から地下にいくには階段しかないのです!これは階段が使えない状況になってはじめて気付かされることでした。さて、目的エリアに到着したら、配布された地下街地図を見ながら、各店舗入口の段差の有無や通路の幅、エレベータの有無といった情報を集めて行きました。

 

     

 

 エリアの街歩きが終わった後は、会場に戻って情報の整理と街歩きを通じて感じた課題やほしいアプリについて各チームで話し合い、発表を行いました。

 

     

 

 私のチームでは、2つの課題をあげました。
1. 階段があってもエレベータが無いために地上や行きたいお店に行けないこと
2. 施設内の配色・形状の統一いったデザイン性重視の設計がされているがために、多目的トイレやエレベータの案内マークがわかりづらくなっている

 

 課題解決のためのアプリ・サービス案としては、スマートフォンアプリのみにこだわらず、以下のように色々な視点からの案を発表しました。
• バリアフリー情報を考慮した音声ルート案内アプリ
(階段を使わず、段差がないルートを選択してナビをしてくれる)
• ルート案内パンフレットの作成
• ARと屋内位置測位技術を組合せて、紙のパンフレット上の案内ルートに現在地をARで表示することによるナビゲーションの実現

 

 今回のバリアフリーマッピングパーティーに参加して、おおげさですが世の中の見方が変わったと私は思っています。今までの生活の中で、道路の凹凸・エレベータや段差の有無・お店のカウンターの高さ・通路の幅といったことにあまり気を向けていませんでした。実際に車椅子に乗ってバリアフリー情報を集めることで、車椅子の入れるスペースがあるお店・飲食店しか入れないこと、数cmの段差が移動の大きな負担になっていることを、身をもって体感することができました。この経験を活かすためにも、9~10月にアイデアソン/ハッカソンを行い、継続的にバリアフリー情報マッピングパーティーを実施していきたいなと思いました。

 

名古屋大学大学院工学研究科
計算理工学専攻 修士2年
一円 真治

Written by lod-committee

10月 6th, 2014 at 10:21 am

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LODチャレンジJapan2014 作品募集開始のお知らせ

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プレスリリース

2014年10月1日

報道関係者各位

LODチャレンジ実行委員会

Linked Open Data チャレンジ Japan 2014 作品募集開始のお知らせ

LODチャレンジ実行委員会(所在:慶應義塾大学環境情報学部萩野研究室、実行委員長:慶應義塾大学環境情報学部教授 萩野 達也)は、本日、2014年10月1日、Linked Open Data チャレンジ Japan 2014 (以下、LODチャレンジ2014)の開催を宣言し、作品募集を開始いたします。

募集は2015年1月18日まで継続し、その後、厳正な審査を経て、3月12日に授賞式を開催し結果を発表いたします。

LODチャレンジは、さまざまな分野でLinked Open Data (LOD) のデータづくりや活用にチャレンジされている方々による活動の発表の場を提供します。新たなデータづくり、データ公開、データ共有の仕掛けやオープンデータ活用のアイディア、アプリケーションなどを「作品」として募集します。オープンデータのコミュニティを醸成し、応募作品をコンテスト形式で評価し合いながら、オープンデータ活用のベストプラクティスを探ることで、日本の新しい未来を創造することを目的とします。
 
3ヶ月以上にわたる作品募集期間に、LODチャレンジデーと称する講演会、勉強会、アイディアソン、ハッカソンの開催を予定しております。
 
LODチャレンジは、さまざまな企業・団体からの支援をいただいております。データ提供パートナー、基盤提供パートナーから作品の製作に利用可能なリソースが提供され、応募された優秀な作品、可能性が感じられる作品に対してスポンサーからの支援に基づき、総額150万円以上(予定)の賞金が授与され、その後の活動が支援されます。また、メディアパートナー、サポーター(後援団体)との連携も重視し、コンテストを通して生じた参加者や関係者の活動を広く社会に伝達・浸透させ、社会との相互作用を活性化させる活動や、イベントの共催などを進めます。
 
*公式サイト・SNS
公式サイト:http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2014/

Facebook:http://www.facebook.com/LOD.challenge.Japan

Google+:https://plus.google.com/108435917546080277840

Twitter:@LodJapan

ハッシュタグ:#lod2014
 
*LODチャレンジ2014 実施概要
Linked Open Dataに興味があるどなたでも作品応募可能です。
募集作品
前回からさらに部門を増設し、データセット部門、アイディア部門、アプリケーション部門、ビジュアライゼーション部門、基盤技術部門(LODチャレンジ2013で新設)の5部門において作品を募集します。本チャレンジでは、公開された応募作品どうしがつながり新しい価値を創造すること、つまり以下のような応募された作品の再利用を推奨しています。

  • ・データセット部門へ応募されたデータを利用するアイディアをアイディア部門へ応募する。
  • ・アイディア部門へ応募されたアイディアを実現するアプリケーションを開発しアプリケーション部門に応募する。
  • ・アプリケーション部門で応募された作品をより魅力的にするためのアイディアやデータセットを応募する。
  • ・データ、アイディア、アプリケーション作品の魅力や価値を引き出す可視化作品をビジュアライゼーション部門に応募する。
  • ・基盤技術部門に応募された作品を活用した作品をアプリケーション部門へ応募する。

作品募集期間

2014年10月1日~2015年1月18日
応募方法

公式サイトにある各部門の応募フォームに必要事項を記入の上、ご応募ください。
審査結果発表と表彰
2015年3月12日 (慶応三田キャンパス南校舎ホールにて授賞式)

賞金総額150万円以上(予定)
審査方法
LODチャレンジ実行委員会で厳選な審査を行い、授賞作品を決定します。
 

*関連イベント
作品募集と連動して、LOD チャレンジデーと称する講演会、勉強会、アイディアソン、ハッカソンな
どのイベントを開催します。また協力関係にある団体との共催イベントなどを多数計画中です。開催
予定は以下の URL をご覧ください。

http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2014/event.html

※各イベントにつきましては、今後企画するものも含めて、順次公式サイト・SNS で開催案内をいたし
ます。なお、9 月 27 日は応募開始に向けたキックオフイベントとして、慶應義塾大学三田キャンパス
において、オープンデータ・サミット ~つないで広げるオープンデータ(LOD チャレンジ 2014 キッ
クオフ)~ を開催しております。
 
*主催:LODチャレンジ実行委員会
 
*Platinumスポンサー(五十音順)
朝日新聞社
日本マイクロソフト株式会社
富士通株式会社
一般社団法人リンクデータ
 
*Goldスポンサー(五十音順)
インディゴ株式会社
インフォコム株式会社
株式会社ATR Creative
ESRIジャパン株式会社
九州IT&ITS利活用推進協議会(QPITS)
gコンテンツ流通推進協議会
ヤフー株式会社
 
*データ提供パートナー(五十音順)
(独)宇宙航空研究開発機構
オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン
国立国会図書館
国立情報学研究所
一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会
総務省統計局、独立行政法人統計センター
公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
LODAC: Linked Open Data for Academia
 
*基盤提供パートナー(五十音順)
株式会社デジタルキューブ
日本マイクロソフト株式会社
一般社団法人リンクデータ

※ 提供データ/提供基盤の利用方法などの詳細は、公式サイトに順次掲載予定です。
 
※ メディアパートナー(五十音順)
@IT(アットマーク・アイティ)
 
※ サポーター(後援団体)(五十音順)
オープンデータ流通推進コンソーシアム
一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン
経済産業省
一般社団法人 情報処理学会
独立行政法人 情報処理推進機構
一般社団法人 人工知能学会
一般社団法人 人工知能学会 セマンティックウェブとオントロジー研究会
総務省
ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会
特定非営利活動法人 リンクト・オープン・データ・イニシアティブ

※スポンサー、パートナー、サポーターについて、現在就任を検討いただいている団体については、正式なお申し込みがあり次第、公式サイトに順次掲載予定です。
 

*LOD チャレンジに期待すること
※LOD チャレンジに期待することについては、任意でご寄稿いただいた団体のコメントを掲載しております。今後
いただいたコメントは順次以下に掲載予定です。

http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2014/recommendation.html

 

朝日新聞社

朝日新聞社は、日々進化するテクノロジーを受け入れて変わりつづけるための取り組みを「未来メディアプロジェクト」と位置付け、さまざまな挑戦をしています。
2014年3月には国内の新聞社として初めて、社会課題を見える化する「データジャーナリズム・ハッカソン」を開催し、社外のエンジニアやデザイナーの方々と記者が一緒に新しい報道に挑みました。
今年度のチャレンジ参加者の皆さんから、データを活用して社会課題をより分かりやすく伝えたり、解決策を共有するような新しい報道・メディアの可能性を示す作品が生まれることを期待しています。

日本マイクロソフト株式会社

オープンデータに対する国・自治体の関心の高まりや取り組みの加速は、昨年の LOD チャレンジの際と比較しても目覚ましいものがあります。マイクロソフトとしても様々なオープンデータの取り組みを国内外を問わず支援していますが、その中で LOD の存在感も一層高まってきています。
過去のLODチャレンジでは、クラウド環境「Microsoft Azure」の技術支援を通じて「次世代統計利用システム・イエローページhttp://nexstat.azurewebsites.net/ 」のような素晴らしい作品のお手伝いをしてまいりました。今回のLODチャレンジでも、より多くのオープンデータやサービスが生み出され、弊社としてもオープン・イノベーションに寄与できることを期待しております。

富士通株式会社

人々がICTの力を活用して、ビジネス・社会にイノベーションを起こし、豊かな社会を築いていく-富士通では、こうした新たな社会を「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」と呼んでいます。近年、世界中に拡大するオープンデータ活動は、まさにヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティを実現する有力なアプローチであるといえます。このLODチャレンジの先進的な取り組みが、世界のオープンデータ活動を牽引し、豊かな社会の実現につながることを期待しています。

一般社団法人リンクデータ

LODチャレンジをはじめコンテストに作品を応募される皆様の中には、コンテストで受賞することだけではなく、その先のさらなる展開を目指している方も多いのではないでしょうか。LinkData.orgでは、LODチャレンジへの作品応募やイベント参加をきっかけに、「一緒に活動する仲間を集めたい」「地域の課題を解決したい」「新しいビジネスを起こしたい」といった夢を持つ皆様を応援し、皆様が創り出す素晴らしい作品がさらに大きな成果へとつながるように、様々な面からサポートするための基盤を提供してまいります。

インディゴ株式会社

Linked Open Data の “Linked” に 「こだわった作品」 に出会えること、期待しております。

インフォコム株式会社

皆様の柔軟な発想により、新しい、魅力的なサービスが創造されること、また、この取組みによって、より多くの人にLinked Open Dataに興味を持っていただけることを期待しております。

株式会社ATR
Creative

オープンデータが有効に活用される社会の実現のためには、政策面と技術面が両輪となってオープン定義の意義を市民社会全体に伝えていく必要があると思われます。技術面においては、ウェブのアーキテクチャーと思想に基づいて、オープンデータを互いにリンクし、ネットワーク外部性により価値を指数関数的に拡張していこうというLinked Open Data(LOD)が、オープンデータの意義と価値を高める真に重要な基盤技術のひとつであると考えています。これまでのLODチャレンジの活動により、LODの活用に関する技術的な深まりとともに、LODに関心を持つコミュニティの広がりがもたらされたと感じています。LODチャレンジ2014によりさらなる継続的な発展がなされることを期待しています。

ESRIジャパン株式会社

GIS(地理情報システム)の世界でもオープンデータのニーズが高まっています。ESRIジャパンでは、データカタログを簡単に構築できる「ArcGIS Open Data」をはじめ、地理空間情報を含むデータ流通サイクル全体において、オープンデータの推進活動に積極的に取り組んでいます。
http://beta.ejopendataportal.opendata.arcgis.com/LODチャレンジでの皆様の作品を通して、地理空間情報を用いて社会に新たな価値が創出されることを期待しています。

九州IT&ITS利活用推進協議会(QPITS)

オープンデータは次のステージに進んだと感じています。オープンデータという言葉も認知され、実際にオープンデータ化される動きも増えてきました。アイディアソンやハッカソンなどのイベントも各地で行われるようになりました。次は“オープンデータが社会にどのような価値を生み出すことが出来るか”、“実際に提供している価値は何か”、が問われるフェーズです。LODチャレンジとともに、私たち九州IT&ITS利活用推進協議会も、オープンデータを活用した社会価値創造に、九州の地から世界に向けてチャレンジして参ります。
九州IT&ITS利活用推進協議会事務局長 / LODチャレンジ実行委員会 九州支部長 渋谷 健

ヤフー株式会社

LODやセマンティック・ウェブ技術は今後人々の暮らしのより多くの局面で課題解決し利便性を高める可能性を持っていると考えます。LODチャレンジが盛り上がることで本技術が継続して発展し、より多くの人々の幸せにつながることを
期待します。

(独)宇宙航空研究開発機構

JAXAでは、宇宙からのデータと地上のデータのリンクによる新たな価値の創造を目指しています。
LODチャレンジにて、JAXAが提供する「地球観測データ」×「?」で、新たな付加価値データやサービスが創出されることを期待しています。

株式会社デジタルキューブ

LODチャレンジ2014の御開催おめでとうございます。株式会社デジタルキューブはLOD活用に最適なクラウドホスティングのベンダーとして、この急速に拡大するソリューションのインフラとサービスを御提供することで、支援をして参りたいと考えております。
株式会社デジタルキューブ 代表取締役 小賀浩通

 
*本件連絡先
LODチャレンジ実行委員会 事務局
〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322
慶應義塾大学環境情報学部 萩野研究室内
lod-challenge@sfc.keio.ac.jp
 
【参考】
*Linked Open Data(LOD)とは
Linked Open Data(LOD)は、Webの技術を利用して、計算機が処理しやすい形式で情報を共有する、新しい仕組みです。インターネット上のオープンな場へLODの形式で発信することで、情報を多くの人々へ広くかつ迅速に伝えることが可能となります。また、発信された情報を、Web上で共有したり相互につなげる(Linkする)ことによって、Web上に巨大な知識データベースが形成されています。こうした知識を利用することで、価値ある新しいサービスが立ち上がり始めています。
 
これまでのWebは、HTMLで書かれた文書どうしがハイパーリンクで結ばれた、「文書のWeb」でした。人間は、ハイパーリンクをたどって文書を閲覧したり、検索エンジンサービスに対してキーワード検索することにより、情報へアクセスしていました。例えば、ある書籍についての情報を、出版社、書店、図書館、クチコミなどの各Webサイトが持っていたとしましょう。それらが同じ書籍についての情報であることは、人間が読むと理解できますが、計算機に判定させるためには、書籍のタイトルや著者などの名称を抽出したり、同一の名称かどうかを調べたりするなど、ひと手間かける必要があります。
 
LODは、計算機が処理しやすいように、書籍のタイトルや著者といった最小単位のデータを扱い、それらのデータどうしをリンクで結ぶことによって、情報を表現できるようにしたものです。これらの情報をインターネット上のオープンな場へ発信し共有することによって、他の計算機が参照したり、新しいデータをリンクとともに付加したりすることが可能となります。Linking Open Data運動を通して、LOD形式のデータの公開とリンクが広まってきており、インターネット上に「データのWeb」と呼ばれる巨大なデータベースが形成されています。
 
*“オープン”はデータや人をつなげます
社会や産業の基盤となりうるデータを共有化し、つなぎあわせることが、データの価値を高め、社会や経済に寄与するとの考え方が世界中のあらゆる分野で広まっています。2011年3月に東北地方を襲った大震災直後の混乱の中では、Webが社会的なインフラとして大きな力を発揮しました。ネット上で多くの人々が情報を出し合い、つなぎ合わせることで、価値あるサービスが即座に立ち上がるとともに、そこからネットを介した支援活動の輪が広がりました。このように、多くの人々がオープンにしたデータ(Open Data)を、皆でつなげて(Linkして)大きな価値を生み出していく運動は「Linking Open Data」と呼ばれ、世界中のあらゆる分野で急速に広がっています。この活動を通して、私たちの創造力と、つながろうとする力とが様々なサービスを生みだし、私たちのライフスタイルを大きく進化させることでしょう。
 
*LODチャレンジは4年目に突入、大きく成長を続けています
2011年度のLODチャレンジ2011は、初めての試みにも関わらず、84の個人、団体、グループから計73作品ものご応募と、スポンサー8社、パートナー/サポーター 8団体の支援をいただきました。3年目の2013年度は5部門321作品の応募がありました。公共のオープンデータを利用した作品の増加に加えて、工業・スポーツ・メディアなどの新しい分野の作品が登場してきており、オープンデータの可能性の広がりを感じています。
本年度も皆さまからのご参加、ご支援をよろしくお願いいたします。
 
LODチャレンジ2013活動報告

http://lod.sfc.keio.ac.jp/blog/?p=2109

Linked Open Data チャレンジ Japan 2013 受賞作品発表のお知らせ
 
* LODチャレンジ実行委員会メンバー
 
実行委員長

萩野達也 (慶應義塾大学)
 
副委員長

豊田哲郎(独立行政法人理化学研究所)

高梨益樹(富士通株式会社)
 
事務局長

乙守信行 (株式会社MetaMoJi)
 
幹事

鈴木孝幸 (神奈川工科大学)
 
LODチャレンジ北海道支部 支部長
山口琢(はこだて未来大学)
LODチャレンジ関西支部 支部長
古崎晃司(大阪大学)
LODチャレンジ東海支部 支部長
年岡晃一(中部大学)
LODチャレンジ九州支部 支部長
渋谷健(九州IT&ITS利活用推進協議会 事務局次長)
 
実行委員(五十音順)
浅野優(株式会社日立製作所)
生島高裕(株式会社数理先端技術研究所)
石村彰大(株式会社富士通総研)
上田洋(株式会社ATR Creative)
大友翔一(慶應義塾大学研究員)
加藤文彦(大学共同利用機関法人情報・システム研究機構)
込山悠介(東京大学)
加茂春菜(株式会社アイ・エム・ジェイ)
粂照宣(株式会社富士通研究所)
小林巌生(有限会社スコレックス)
小林茂
崎川真澄(朝日新聞社)
佐藤宏之(NTTレゾナント株式会社)
下山紗代子(独立行政法人理化学研究所)
白松俊(名古屋工業大学)
高橋陽一(インディゴ株式会社)
中辻真(NTTサービスエボリューション研究所)
中野圭(武蔵野美術大学)
長野伸一(株式会社東芝)
西村一彦(株式会社ボイスリサーチ)
羽鳥健太郎(独立行政法人情報処理推進機構)
細見 格(日本電気株式会社)
松村冬子(青山学院大学)
山崎耕平(ソフトバンクテレコム株式会社)
山本泰智(ライフサイエンス統合データベースセンター)
和田康宏

 

本プレスリリースのPDF

Written by otomori

10月 1st, 2014 at 2:31 pm

Copyright©2014 Linked Open Data Challenge Japan 2014.