Linked Open Data チャレンジ Japan 2014 開催趣旨

 Linked Open Data チャレンジ Japan(以降、LODチャレンジJapan)は、幅広い分野におけるオープンなデータづくりとデータを活用した作品および取り組みを表彰する日本初のコンテストです。
   2011年度より開始して、民間や市民のほか行政に対しても広くオープンデータの呼びかけを行い、データ公開活動を積極的に表彰することで、日本におけるオープンデータを推進する流れとチャレンジする環境を創出してきました。
 そして、国内におけるオープンデータの運動の広がりを背景に、2011年には73作品(データセット部門、アイデア部門、アプリ部門)、2012年には205作品(ビジュアライゼーション部門新規創設)、昨年2013年は321作品(基盤技術部門新規創設)と年々応募者、応募作品数も増えるとともにLODチャレンジJapanの趣旨に賛同しご支援ご協力して下さるスポンサー、パートナー、サポータの輪も広がってきました。
 LODチャレンジJapanを開催するにあたり、これまでLODチャレンジJapanを支えて頂いた応募者の皆様・スポンサー・パートナー・サポータの皆様に心から感謝致します。

本チャレンジの目的

 インターネット上で、多くの人々がオープンにしたデータ(Open Data)を、皆でつなげて(Linkして)大きな価値を生み出していく運動は 「Linking Open Data」と呼ばれ、世界中のあらゆる分野で急速に広がっています。
 また、社会や産業の基盤となりうるデータを共有化し、つなぎあわせることが、データの価値が高め、社会や経済に寄与するとの考え方も世界的に広がっています。
 LODチャレンジJapanは、オープンデータに関するデータづくり、データ活用のアイデアやアプリケーションに取り組む方々による 成果発表の場をコンテストという形式で提供することで、オープンデータを推進する環境を創出していきます。
 LODチャレンジJapanは産官学民の様々な分野でのオープンデータ化およびオープンデータ活用を促進するとともに、 オープンデータとオープンデータに係わる人々を紡いでコミュニティを醸成すること、「Link=つながる」ことの促進と、 その相乗効果として価値のある新しい技術・サービスが創出されることを目的として開催します。

LODチャレンジJapan2014は「つながる」を応援します

 LODチャレンジJapan2014では、「つながる」を”より”応援していきます。

作品がつながる

 LODチャレンジJapanは2011年の開催当時から3ヶ月という長い応募期間、そして応募時点からすべてオープンとすることで応募作品の利用を推奨してきました。
 特にデータセット部門、基盤技術部門では、作品自体と合わせ他の応募作品に対する影響や貢献度も作品審査時では評価のひとつとしています。
 LODチャレンジJapan2014では、応募期間中での「作品のつながり」を推奨するととに、これまでの応募作品の紹介など「作品をつなげる」ことをより進めていきます

応募者がつながる

 LODチャレンジJapan2011ではアイデア部門、データセット部門、アプリケーション部門の3部門、2012年にはデータの価値を伝えるビジュアライゼーション部門の新設、また2013年にはオープンデータ、 Linked Open Dataの基礎理論、技術の発展の寄与を目的に基盤技術部門を新設してきました。
 新規部門の新設は「アイデアを出す」、「データセットを作る」、「アプリケーションやサービスを開発する」、そして「その基盤を提供する」という誰もが自分の興味・専門を生かして応募できるコンテストとなること、多くの応募者がつながることによるイノベーションをLODチャレンジJapanでは目指してきました
 LODチャレンジJapan2014でも、各部門の作品の応募促進とともに、各部門応募者のつながりの促進する活動を進めていきます。

オープンデータの活動がつながる

 2013年6月の「世界最先端 IT 国家創造宣言」の発表以降、日本のオープンガバメントは大きく進み、LODチャレンジJapan2013においても政府や地方自治体のオープンデータを利用した多くの作品応募がありました。
 これまでの学術分野、サイエンス分野、カルチャー分野とともにオープンデータの活用の分野が広がるとともに、各分野において活動する個人、コミュニティの輪も広がっています。
 LODチャレンジJapanでは、こうした多くの分野に関わる個人、そしてコミュティ活動がつながる場づくりを進めていきます。

応募者とLODチャレンジを支えて下さるスポンサー、パートナー、サポーターがつながる

 LODチャレンジJapanは趣旨に賛同して頂いた多くのスポンサー、パートナー、サポーターに皆様により開催されています。
 スポンサー、パートナー、サポーターの皆様はオープンデータ、Linked Open Dataの各分野において先進的な事業、活動、成果を出されております。
 LODチャレンジ2014では、スポンサー、パートナー、サポーターから提供して頂いた技術、データセットを応募者の皆様が活用する場づくりを進めていきます。

LODチャレンジJapanの主人公は応募者皆様です

 本コンテスト応募作品は、分野も作品の形態も問いません。
 異なる分野のデータをマッシュアップした作品や、様々な分野においてオープンデータ、Linking Open Data運動を進めている方々の活動も作品として募集します。
 また、企業がビジネスとして推進している作品、個人や学生の皆さまからの発想豊かな作品など、幅広い作品の応募を期待しています。
 LODチャレンジJapnaの財産は応募された作品であり、主人公は応募者とコンテストを支えて下さるスポンサー、パートナー、サポータの皆様となります。
 今回で4回目の開催となるLODチャレンジJapan、過去のコンテスト作品を活かした作品、新しい作品、多くの皆様の応募お待ちしております。