2018年12月8日(土)にヤフー株式会社 オープンコラボレーションスペース「LODGE」にて、LODチャレンジ2018授賞式シンポジウムを開催いたしました。

LODチャレンジ2018の受賞作品の表彰とともに、受賞者の方々による作品のデモンストレーションが行われました。

総勢100名もの方々にご参加頂き、企業活動や研究、シビックテック活動や個人での活動等において、データを活用した様々な取り組みを進められてきた皆様に交流を深めて頂きました。

目次


LODチャレンジ2018受賞作品の表彰

最優秀賞(賞金5万円)


最優秀賞作品紹介スライドを見る


最優秀賞

作品名 応募者名
ザ・地域統計パワーバトル 林 正洋


【審査講評】

全国の人口統計LODを使って「対決」という形で統計データに興味を持ってもらうアプリです。他の地域と比較させ、多様なグラフで視覚化する事で分かりやすく、操作性も直感的です。最初に点数化した一覧で勝敗を決める事で興味を惹きつけ、そこから詳しくデータを見せていくので、最後まで興味をもって楽しめます。大都市と市町村との比較や、町丁レベルまで対象を絞れるので、誰もが自分が住んでいる所を中心に比較分析できる点が秀逸です。


最優秀賞

作品名 応募者名
鉄道地質
内藤 一樹


【審査講評】

地質情報が鉄道路線に沿って綺麗に表示され、旅先や普段の鉄道移動に新しい発見を与えてくれるアプリです。本作品はデザイン面だけでなくデータの可視化も良く考えられており、アプリとしての完成度の高さとオープンデータの組み合わせの巧みさなどを高く評価いたします。LODチャレンジでは隠れた人気ジャンルの鉄道、どこにいても足元に必ず存在する地質情報はアイデア次第で多くの連携を考えられそうです。今後の更なる展開を期待しています。


部門賞(賞金3万円)


部門賞作品紹介スライドを見る


アイディア部門

優秀賞

作品名 応募者名
健康長寿発信都市「須坂JAPAN」創生プロジェクト 兼松 篤子、遠藤 守、須坂市健康づくり課、
須坂市政策推進課


【審査講評】

"健康長寿発信都市「須坂JAPAN」創生プロジェクト"という名称で長野県須坂市が取り組んでいる健康づくりに関する様々な活動内容が紹介されています。アイデア部門での応募ではありますが、既にオープンデータの公開、アプリ開発、それを活用したイベントも実施されており、完成度や実行性を高く評価しました。須坂JAPANの取り組みがモデルケースとなって他の地域にも波及していくことを期待します。


優秀賞

作品名 応募者名
デジタル絵本+地域データクイズ
スーパーキッズ オマリぴょん


【審査講評】

オープンデータを活用した施設検索はよくありますが、それ以外にもクイズや保育園・自宅・勤務先の場所をプロットして送迎シミュレーションを行う仕組みなど、子育て中の方に役立つ仕組みを入れている点を評価しました。今後の発展可能性についても考慮されているようなので、データ形式の共通化などを行うことでより相互運用性の高いアプリとして様々な地域で活用されるようになることを期待します。


データセット部門

優秀賞

作品名 応募者名
im@sparql
crssnky


【審査講評】

「アイドルマスター」シリーズは現在も新しい作品が作られ続けている人気コンテンツであり、様々な分野のオープンデータとのリンクが期待できます。この作品はキャラクターに関する様々な情報がオープンデータ化されており、多くの活用方法が考えられます。データセットの規模も大きく、更新も継続的に行われているため、今後の「アイドルマスター」シリーズの展開に合わせて、さらなる規模の拡大が期待できます。


優秀賞

作品名 応募者名
全都道府県防災・水道局リスト
Code for AICHI


【審査講評】

データにおいて情報の網羅性は重要です。その点において、本作品では全自治体の水道局が網羅されており、とても価値の高いデータセットであると言えます。水道局の基礎情報に加え、公式ページのURL、 SNS、RSS等のデータが整備されており、災害発生時にいち早く自治体の発信する情報にアクセスするための重要な基盤となることが期待できます。シビックテック活動として、レジリエンスに真摯に向き合っている点も素晴らしいです。


アプリケーション部門

優秀賞

作品名 応募者名
IBIS CREATOR
神谷 晃、内藤 勝太、白松 俊、年岡 晃一


【審査講評】

本作品は議論構造IBISを協働作業が可能なWebアプリケーションとして実装されており、さらにLOD化できる作品です。アプリケーションの完成度が高く、直感的に利用できるUIで完成度が高い点も評価しました。またSPARQLエンドポイントやオントロジーも公開されておりオープン性やリンク性が高いこと、そして、学術研究のプロジェクトとしての取り組みも、その継続性として評価できることから本賞を贈ります。


データ分析・可視化部門

優秀賞

作品名 応募者名
議会マイニング
山内 健輔、早川 聖奈、辻 成人


【審査講評】

本作品では、町田市議会議員の議会での発言を、議員ごとに会議録から取り出し、ワードクラウドと関連ワードの2つの方法で可視化しています。4画面の同時表示により、複数議員間の比較や、同一議員の複数年度間の比較が可能となっています。議員立候補者のマニフェストを可視化する作品はこれまでありましたが、議会での発言を可視化する本作品により、議員の実際の活動を俯瞰的に容易に把握できるようになり、取り上げられた記事に言及があるように、特に若年層の選挙への関心を高めることが期待されます。


基盤技術部門

優秀賞

作品名 応募者名
SPARQL-proxy
川島 秀一、片山 俊明


【審査講評】

SPARQLのサーバを運用する上で、リクエストされたクエリの制御やキャッシュ、ジョブ管理等をするための専用のプロキシーが欲しくなるというのはよくわかりますし、必要なところを確実に開発しているという印象です。ソースコードやDockerイメージを公開されているので、サーバ管理者なら誰でもすぐに使い始めることが可能です。実用性と完成度の高さを評価します。


優秀賞

作品名 応募者名
LOD活用基盤:LODフロントエンド ~さまざまな観点でデータを可視化~
LOD4ALL


【審査講評】

本作品は、LODを活用したデータの可視化・分析を行う基盤を提供しています。複数の観点に対応したビューを構築できるという特徴を持ち、なかでも、データセットに直接現れない仮想的な視点を生成できる点はとてもユニークで有用と思います。また一般ユーザにとっても、手軽にデータを俯瞰できて良いと思われます。今後、ビュー構築部分の公開やパフォーマンスの向上などが進むと、より有用性が増すと期待されます。


テーマ賞(賞金1万円)


テーマ賞作品紹介スライドを見る


地域課題分析賞

作品名 応募者名
横浜市 区別市民意識-要介護・高齢化率クロス分析
Takeshi Kamogawa


【審査講評】

高齢化社会において健康問題は重要な課題のひとつです。本作品では、オープンデータとして公開される市民意識調査や人口動態調査を統合して新たなデータセットを作成し、高齢者の健康という観点から多角的に分析・可視化されています。これらは、地域で必要とされている支援を見極めるための大きな手助けとなります。この結果を市民・行政が上手く活用され、健康に関する課題がひとつでも多く解決されることを期待します。


地域課題分析賞

作品名 応募者名
日本の市町村における人口減少の過去・現在・未来(2000-2045年)
小野 恵子


【審査講評】

本作品は、全国の市町村別に、これまでの人口減少の状況や将来予測の結果を整理し、日本地図上に可視化したものです。本作品により、17年連続で人口減少が起きている地域が多いことが俯瞰できるなど、地域の未来を考える上で有用な作品だと思います。今後、その他のデータセットと連携することにより、人口減少の原因の分析など、アプリケーションの開発に発展することを期待いたします。


IoT賞

作品名 応募者名
暮らし木 人感センサ・車番解析カメラデータを利用したデジタルサイネージ 森田 千尋


【審査講評】

本作品は、倉敷に設置されたセンサから得られるオープンデータを利用して、街で働く人々のモチベーションを高めるデザイン表現を目指したアプリです。街の賑わいをリアルタイムに反映して、街頭のディスプレイを変化させ、街の雰囲気を変えるというアイディアは、IoT機器のデータ活用として夢を感じさせます。デザインはシンプルで美しく、何種類ものセンサの組み合わせにも対応可能な実用性があります。街中に表現の場が広がることも期待できます。


AI賞

作品名 応募者名
介護の構造化マニュアルの例 西村 悟史


【審査講評】

情報の適切な構造化はデータ分析から機械学習活用に至る全てのデジタル処理の基本です。本作品は、介護の現場という具体的な問題における情報の構造化を丁寧に行い、オープンデータとして活用できるように公開しています。今あるデータではなくて、新たなデータを作るための道筋を提示している点を高く評価しました。


オープンサイエンス賞

作品名 応募者名
小倉百人一首LODのIIIF対応
高橋 菜奈子


【審査講評】

継続してオープンサイエンスを実践し、データを改善している点を高く評価します。特に今回の作品は、画像の一部領域を表現するために、オープンな仕様であるIIIFを用いることで、グローバルなURIとして領域を明示できるようにしており、リンクのしやすさという点において優れています。今後とも魅力的なデータをオープンサイエンスの枠組みで発表されていくことを期待します。


公共LOD賞

作品名 応募者名
国際農林水産業研究センターオープンデータ
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター企画連携部情報広報室


【審査講評】

自治体以外の公的機関のオープンデータ推進の指針になりうる取組みとして本作品を評価します。CSVとJSON-LDデータのほか、データセット定義がサンプルとともに示され、他団体の参考になります。特に調達情報や刊行物は汎用性の高いテーマであり、他の公共機関の意見も取り入れつつ共通フォーマットに昇華されていくことを期待します。


こどもLOD賞

作品名 応募者名
Kosodate
韓 昱琦


【審査講評】

本アプリは、東京都提供のオープンデータ「赤ちゃん・ふらっと」という子育てサービス提供施設の情報を検索し、施設の評価が行え、さらに子供連れ外出時の注意点などクイズ形式での学習、街中での子供連れで移動する際にバリアとなる情報などを登録できるアプリです。アプリの使用で、子供連れの外出がしやすくなると考えられます。今後、他の地域でも同様のオープンデータの提供が進み、アプリが進化していく事を期待します。


カルチャーLOD賞

作品名 応募者名
バーチャルYouTuber LOD
筑波大学メタデータ研究室Vtuberグループ


【審査講評】

バーチャルYouTuberという新しいネット文化のつながりをLOD化することで、所属するグループのメンバーの他動画等がクエリで取れるようになっており、とても面白い試みです。日々新しいコンテンツが出てくる中で網羅するのは大変ですが、今後のデータ拡充や外部データへリンクすることで、更に有用なデータになることを期待して、本賞を贈ります。


LODプロモーション賞

作品名 応募者名
Poorman’s Linked Data Toolkit / お手軽にLinked Dataを作ろう!
江草 由佳、高久 雅生


【審査講評】

LODの基本となるデータ作成を、多くの人々が普段利用しているツールを使ってどこまで簡単に実現できるのかを突き詰めた取り組みとして高く評価します。簡単さは参加の敷居を下げ、生み出されるデータの多様性につながるとともに、活動の持続性にもよい影響を与えます。また仕組みが明快であることからデータ作成の教材にもなり得るなど、さまざまな展開が考えられます。本作品によって豊かなデータの世界が作られることを期待します。


プログレス賞

作品名 応募者名
JSON2LD Mapper
山本 泰智、藤澤 貴智、小林 巌生


【審査講評】

昨年のLODチャレンジでアイディア部門優秀賞を受賞されたアイディアを形にし、JSONデータからJSON-LDのデータを容易に作成できるという、LOD普及の大きな加速を予感させる優れたツールとなっています。今後も、マッピング用語彙をより簡単に選べる工夫やチュートリアルの充実など、更なる完成度向上に大いに期待したい作品です。今回は特に、複数回のLODチャレンジで作品の着実な進展をみせて頂いたことに対して本賞を贈ります。


地域振興LOD賞

作品名 応募者名
地域団体商標 / Regional Brands in Japanローカルチェーン店 中山 圭太郎


【審査講評】

本2作品は「地域団体商標」及び「ローカルチェーン店」の情報をオープンデータ化したものです。地域ブランドに着目した発想の面白さに加え、収録レコード数やデータ構造の面でも優れています。地方の過疎化が大きな社会問題となりつつある昨今、住民の手で持続可能な社会を築いていくためには地域の振興が欠かせません。本2作品が町おこしに活用され、地域社会の発展に寄与することを期待し、本賞を贈ります。


学生奨励賞

作品名 応募者名
自由研究をオープンデータ化
太田 朔久


【審査講評】

本作品は夏休みの自由研究で収集したデータ分析やプログラミング用のデータをオープンデータ化し、再利用可能な形にすることで全国の子どもたちの自由研究を促進するというアイデアを提案しています。実際に、静岡市や横浜市で子ども達が中心となりオープンデータイベントを開催している点が評価できます。考察されているように、夏休みだけでなく通年で自由研究を行うことで子供達の実践的な学習が進む事を期待し本賞を贈ります。


学生奨励賞

作品名 応募者名
Hiratsuka Maistas
静岡県立島田商業高等学校


【審査講評】

本作品では、平塚市が2020東京オリンピックの「リトアニア」のホストタウンとなっていることから、平塚市を訪問するリトアニア人のためのリトアニア語で飲食店を探す・日本食の紹介をするスマホアプリを作成し、食を通じての異文化交流を目指すアイデアです。2020年に向けて訪日する外国人の方は増大しますので、リトアニア語に限らず来日訪問者を「おもてなし」する他言語への横展開を期待して、本賞を贈ります。今後の発展を期待します。


Platinumスポンサー賞(賞金3万円)


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富士通LOD賞(富士通株式会社)

作品名 応募者名
介護の構造化マニュアルの例
西村 悟史


【審査講評】

介護という、今後、ニーズが拡大傾向にあり、かつ、電子データの少ない分野において、コンピュータで処理可能な形式でのデータ蓄積方法を提案されたことが大きな選出ポイントです。介護担当者の暗黙知をデータ・知識化し、共有している仕組みを提案している点も大きく評価しています。今後、AI介護支援ロボットの行動制御など、より多くの応用が期待されます。


Inspire the LOD賞(株式会社日立製作所)

作品名 応募者名
ザ・地域統計パワーバトル
林 正洋


【審査講評】

地域バトルという形を取っていますが、本質は、地域の様々な特徴を的確に抽出し、分かりやすく表現することだと感じています。自治体でのビッグデータ/AI/RPA活用が進んでいく中、地域の今後の成長を検討するうえで、データをどう分析し、どう生かしていくかを考えるきっかけとなる素晴らしい作品だと思います。


Goldスポンサー賞(賞品が授与されます)


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オントロジー賞(オントロノミー合同会社

作品名 応募者名 賞品
OWL de ラーメンオントロジー
林 正洋
Google Home Mini


【審査講評】

前年度のオントロジー賞受賞時の講評を取り上げて、今回はラーメンオントロジーそのものの構築にチャレンジしました。その精神と成果は我々オントロジーの普及を目指すものを大いに元気づけるものです。今後はオントロジーのエバンジェリストとしてさらに活躍されることを期待します。


東京南多摩5市賞(八王子市、町田市、日野市、多摩市、稲城市)

作品名 応募者名 賞品
議会マイニング
山内 健輔、早川 聖奈、辻 成人
5市(八王子、町田、日野、多摩、稲城)の特産品


【審査講評】

南多摩5市所属自治体である町田市のデータを利用しており、地域のオープンデータ活性化に寄与するものと思われます。また、発想が面白く、各議員の発言を「関連性」や「量」として視覚的に見やすいかたちで可視化したことで、有権者にとって有用な作品であるとともに、市民の市政(市政に限らず政治に対して)への意識醸成にも寄与する可能性があるとして評価しました。


パートナー賞(賞品が授与されます)


パートナー賞作品紹介スライドを見る


ヨコハマ・アート・LOD賞(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

作品名 応募者名 賞品
Yokohama Art LOD map
black_savannah
横浜美術館コレクション関連グッズ一式


【審査講評】

当財団が管理する施設のイベントや所蔵品を知ることができる有用な作品です。ヨコハマ・アート・LODは当財団の情報アーカイブで、専門的なサービスです。そのサービスをマップとともに一般向けにわかりやすく提供しています。改善点があるとすれば、イベントの日時や金額表示にもうひと工夫欲しいところです。モバイルアプリとして活用されることで、ヨコハマ・アート・LODの取組みがさらに周知されることを期待しています。


B Inc.賞(株式会社B Inc.)

作品名 応募者名 賞品
サクサクグルテンフリー
太田 朔久
IchigoJam Get Started Set S


【審査講評】

健康と楽しい食事は人類共通の願い。アレルギーなど、自分に合った食を探すデータとして、グルテンフリーに着目したアイデアはナイスです!食を提供する側と食べる側を気持ちよくつなぐオープンデータ、多言語化と共通語彙基盤対応を行って、食の先進国日本からぜひ広めたいです。地元の食を推したい行政も、食に関する民間企業もみんなで取り組めるテーマに、子供が関心を示してくれたことがとてもうれしいです。


リンクデータ賞(一般社団法人リンクデータ)

作品名 応募者名 賞品
小倉百人一首LODのIIIF対応
高橋 菜奈子 ノベルティグッズ + α


【審査講評】

本賞はLinkData.orgを素晴らしい方法でご活用頂いた方にお贈りするものです。本データセットではデジタルアーカイブの国際規格「IIIF」が用いられており、古典籍の画像のうち絵札に該当する部分がどこなのか機械的に解釈可能な形になっているため、今後画像オープンデータの公開を検討する方にとって非常に良いお手本になると考えられます。継続的な活動で多くの優れたデータを公開されてきた点に感謝と敬意を込め、ここに表彰いたします。


企業事例紹介

以下の2社の方々より、Linked Open Dataの活用事例のご紹介を頂きました。

企業事例紹介スライドを見る


1. 株式会社日立製作所 公共システム事業部 担当部 松田 純一氏



2. 株式会社富士通研究所 人工知能研究所 ナレッジテクノロジーPJ 主任研究員 中澤 克仁氏


LODチャレンジ実行委員会活動報告

実行委員長の下山より、LODチャレンジ2018の報告を行いました。

活動報告スライドを見る


デモ見学

デモ会場では、受賞者の方々による作品のデモンストレーションが行われました。

実際の受賞作品のアプリケーション等の動く様子を見たり、作品の良いところやさらに良いものにするためのアイディアを交換して頂いたりと、大変盛況でした。


おわりに

LODチャレンジは2011年より継続して今年で8回目の開催を迎え、無事終了することができました。

ご参加頂いた皆様、そして開催を支えて頂いた皆様に心より感謝申し上げます。


LODチャレンジ2018では、大きな試みとして、開催時期を前倒しして作品募集の締め切りを早めました。

データ活用をテーマとしたコンテストが多く開催されるようになった今、毎年年度末にイベントが集中するという状況において、授賞式シンポジウムにご参加頂く方々のスケジュールや、何よりも運営側の実行委員や審査委員の負荷が高くなっているという問題がありました。

そこで、開催スケジュールを見直し、年内に全てのイベントが終わるように変更するという結論に至りました。

作品募集の締め切りを早めたことで、今回はだいぶ応募数が減ってしまうのではないかという懸念がありましたが、139作品ものご応募を頂くことができました。


LODチャレンジは毎年ご応募頂いて常連になっている方もいれば、新しい分野からチャレンジして頂ける方もいらっしゃるので、レベルアップする垂直方向と裾野が広がる水平方向の両方に広がりがあるという点で、とても面白いコミュニティだと思っています。

これからもデータを作れる方やデータを扱う技術に長けた方が活躍できるコミュニティとして継続できたらと考えておりますので、応募者としてのご参加や、運営を支える実行委員としてのご参加をお待ちしております!


LODチャレンジ2018実行委員長 下山 紗代子


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