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次世代Web委員会(旧セマンティックWeb委員会)の概要  
概要
当協会では、セマンティックWebはIT産業だけでなく、経済活動、社会生活全般にわたって広く影響を与える重要技術であるとの認識に基づき、2001年11月にセマンティックWeb委員会を設置し、慶應義塾大学・W3C等の国内外研究機関と連携を取りながら、同技術の調査・研究開発および我が国での普及啓発活動を進めておりました。
セマンティックWeb技術のベースとなるRDFやOWL等の標準化が進み、セマンティックWeb技術の実用化に向けた環境も整いつつあり、本委員会も2005年4月から「次世代Web委員会」と名称を変更し、セマンティックWeb技術の更なる実用化に向けた活動をしております。
 
沿革
  • 2001年6月にINTAP内にセマンティックWebタスクフォースを設置。
  • 2001年11月に専門委員会としてセマンティックWeb委員会を設置。
  • 2005年4月に次世代Web委員会に名称を変更。

 
設置目的
来るべき高度情報処理社会のあり方を抜本的に変える可能性を秘めた新たなWeb技術、セマンティックWebの開発が欧米において急速に進行中です。
セマンティックWebの基本原理は、Webを含むあらゆるデータと情報の意味をマシンリーダブルなメタデータで記述し、人間の代わりをするソフトウェア(エージェント)で自動処理させることです。セマンティックWebでは、物理的な事物をも含めた膨大な情報、ハードウェア、ソフトウェア及び機能と言ったあらゆるものを記述可能とし、人間が簡単な指示を行なうだけで、エージェントにより、自律的且つ自動的に処理をすることを目指しています。セマンティックWebのフレームワークではインターネット上での単調で機械的な作業をマシンが自動処理してくれるので、経済活動の効率化と社会や家庭の利便性の向上とを飛躍的にもたらすことが期待されています。
米国やEUでは、政府の財政的補助の下にセマンティックWebの研究開発プロジェクトが推進されており、その中でセマンティックWebの国際標準規格の検討も進められています。このセマンティックWebの国際標準規格が、米国と欧州によって、我が国の事情を考慮することなく決められてしまう事のないように、我が国も早急にこうした研究活動に取り組み、その国際標準規格作りへのコミットメントを行なう必要があります。
また、セマンティックWebの研究開発プロジェクトの成果を先取りした新たなビジネスが、欧米では生まれつつあります。我が国の情報技術が世界をリードするためにも、セマンティックWebで拓ける新しいWebの世界への研究に注力することが肝要です。
このような背景から、当協会では、セマンティックWeb技術の調査・研究開発および我が国での普及啓発活動を推進するために、セマンティックWeb委員会を設置しました。

 
委員会メンバー  
委員長
清水  昇 (慶應義塾大学)
 
顧問
斎藤 信男 名誉教授 (慶應義塾大学)
萩野 達也 教授 (慶應義塾大学)
 
委員
森田 幸伯 (沖電気工業株式会社)
乙守 信行 (ジャストシステム株式会社)
岡部 雅夫 (東京電力株式会社)
川村 隆浩 (株式会社東芝)
内藤  求 (株式会社ナレッジ・シナジー)
細見  格 (日本電気株式会社)
佐藤 宏之 (日本電信電話株式会社)
齊藤 孝広 (株式会社富士通研究所)
福重 貴雄 (松下電器産業株式会社)
渡邉 圭輔 (三菱電機株式会社)
 
オブザーバ
飯島  正 (慶應義塾大学)
武田 英明 (国立情報学研究所)
白石 展久 (日本電気株式会社)

 
委員会活動内容  
調査
  • 欧米におけるセマンティックWeb技術の研究動向
  • RDF、OWL、DAML、RSS、Dublin Core 等
  • セマンティックWebの活用事例

 
研究開発
  • プロジェクト提案活動
  • 公開Webページへのメタデータ付与による検索能力の改善
  • 標準仕様の検討とW3Cへの提案

 
普及啓発活動
  • 慶應義塾大学SFC研究所との共同セミナー開催
     - 2001年10月 セマンティックWebコンファレンス2001
     - 2002年 9月 セマンティックWebコンファレンス2002
     - 2003年11月 セマンティックWebコンファレンス2003
     - 2005年 2月 セマンティックWebコンファレンス2005
     - 2006年 1月 セマンティックWebコンファレンス2006
     - 2007年 1月 セマンティックWebコンファレンス2007
  • ワークショップ開催
     - 2001年12月 DBWeb2001
     - 2002年12月 DBWeb2002
     - 2003年12月 DBWeb2003
     - 2005年 6月 WWW2005 Workshop

 
公開資料  
技術資料

 
海外調査

 
解説資料

 
論文講演資料

 
プレゼンテーション資料

 
その他

 
この事業は、競輪の補助金を受けて実施しています。
 

 
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